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新たなキラー・チューン

 さて、今回のアルバム『REFLEX』。オープニングSEとなるタイトル・ナンバーから続く2曲は、7月から各地を巡っていたアルバム発売記念イベントでも先行で披露していた曲で、ひとつめの“恋の魔法使いにはなれない”は、ステージを最高潮にもっていくディスコ系ダンス・ナンバーだ。

ナツ「私たちのステージでいちばんワーッと盛り上がるのが“Magic All Night”(2020年1月リリースのセカンド・シングル)なんですけど、ちょっと前の曲なので、そういう曲を新たに欲しいなと思ってたところでした。これもそういうキラー・チューンになるんじゃないかなって思っています!」

まい「リリースイベントの場では、まだよく知らない曲ということもあって、反応もまだまだかなって思うんですけど、エゴサすると〈最後にやった曲がよかった〉っていうツイートが見られたりしてうれしいです」

エリカ「これまでいろいろな曲調でやってきたので、ファンの方もそれぞれ好きな曲があると思うんですけど、チェキ会とかで〈“恋の魔法使いにはなれない”が好き〉って言ってくださる方は、どうやらハロプロさんが好きな方が多いみたいです」

 それに続く“Silent”は、Aimerや乃木坂46、=LOVE、関ジャニ∞など、数々のメジャー仕事でその名を知られた古川貴浩が作詞・作曲・編曲を手掛けたナンバー。グループの世界観に新たな風を吹き込んでいる。

ナツ「かっこよさもあり、せつない恋愛ソング、というのはいままでにはなかったので、パフォーマンスしているときがすごく楽しいです。普段見せたことのない表情で歌っているので、どういうふうに映ってるかなって自分たちも興味が沸きますね」

まい「初めて聴かせていただいたときに、こんなイイ曲を歌っていいのかなって(笑)。古川さんはレコーディングの進め方がすごく楽しくて、全部ほめてくれるんです。いまのはあまりよくなかったなって自分で思っていても、古川さんは〈いいね、いいね〉って」

エリカ「私は声を張って歌っちゃうので、古川さんには〈そんなに張らなくてもいいよ、せつなく歌ってみよう〉と言われて。それでもうまくできなかったので、レコーディングの部屋をちょっと暗くして、雰囲気作ってくださって」

ナツ「技術的な面でもいろいろアドバイスしてくださって、自分の知らなかった自分がこの曲で見えたところはあります」