昨年〈朝霧JAM〉を大いに沸かせたロック・デュオによる最新アルバム。フランスのガスコーニュで農業に従事しながら、環境問題や大企業に対する抗議を自らの音楽に託す、その姿勢は変わらないものの、ブルース・ロックとバラードの2本立てを軸にした曲の数々はCCRやニール・ヤングも連想させつつ、アメリカン・ロック的な開放感が新たな聴きどころに。コメント参加したイギー・ポップの茶目っ気も楽しい。