90年代より数多のフロアやレコーディング現場で活躍し続けてきたパーティー・バンドが、結成30周年に送り出す初のカヴァー・アルバム。タイトルにも引用しているフライデー・クラブのネオアコ・ソウル名曲“Window Shopping”をはじめ、“What’s Going On”や“Soulful Strut”、シュープリームスやジョージィ・フェイムのナンバーなど、フリー・ソウルや渋谷系を継承するような視座でピックした楽曲を、インディー・マナーの演奏で気負いなく、気持ち良く展開している。そんな本作のグルーヴは変わらぬバンドの姿勢を示すと共に、ソウル由来のメロウネスが浸透した現行のシーンにもポップかつ新鮮に響くはずだ。