昨年リリースしたスライ調のファンク“Baby I love you so”以外はすべて新曲で構成された10枚目のオリジナル作。極端に音数を絞って余白を活かした密室的なプロダクションに、内省的なムードを封じ込めた楽曲の数々が静謐かつ挑戦的に並ぶ。ピアノだけを配したKAN“東京ライフ”のカヴァーとアンビエント・タッチのバラード“SUMMER”の流れが白眉。