“魔法の絨毯”のヒットも記憶に新しいシンガー・ソングライターの3枚目。独唱で始まる“オレンジ”に、その声が持つ芯の強さ、説得力の高さを改めて感じつつ、我が子の誕生日を冠した“4.11”は、真っ直ぐ綴った手紙のような歌詞に胸を打たれる。MVが2700万回以上再生されている“君の為のキミノウタ”ほか、過去曲もリアレンジで収めた、ドラマティックな一枚だ。