蒼く瑞々しい内容に驚かされた24年ぶりの復活作に続く8枚目のオリジナル作。ふたたびホーンを絡めた煌びやかなポップを鳴らしつつ、彼らの初期の作品群で聴けたノイジーでサイケなサウンドも織り交ぜ、いかにも英国のバンドらしい哀愁感のあるギター・ロックが楽しめる。ヴェテランらしい余裕も感じさせる、キャリアを総括するような作品だ。