Wake Up Boo!”(95年)を残したブリットポップ期の人気バンドが、昨年の再結成を経て新作を完成。24年ぶりのアルバムという事実に驚きつつ、当時の蒼さや瑞々しさが失われるどころか魅力を増していることにもっと驚いた。キャッチーなメロディー、爽やかなコーラス、キーボードやホーンを絡めたアレンジなどすべてがブー・ラドリーズ節。もう英国ポップの王道ど真ん中を行く内容で、自分たちの音楽に対する自信と余裕を感じ取れる快作だ。