ワシントンDC郊外で育ち、英ロンドンにて活動するシンガーがダップトーンからアルバム・デビュー。ラモント・ドジャー風の表題曲などが話題を集めていたが、全編が70年代ニュー・ソウル~モダン・ソウル的な質感で、当時にタイムスリップしたかのよう。裏声やシャウトを交えて歌うバラードやミディアムは南部産スウィート・ソウルも思わせる。発掘盤のような新作だ。