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「アジカンさんの曲をカバー? そんなの恐れ多すぎる!」(青山)

――そして青山さんはギターも演奏した“転がる岩、君に朝が降る”の披露もありました。満を持しての登場でしたね。

青山「まずその......私のソロはASIAN KUNG-FU GENERATIONさんのカバーという時点で不思議な感覚がありました。ほかのみんなはオリジナル楽曲だったので……でも、〈いや、“転がる岩~”でいきます〉と言われて。〈アジカンさんの曲をカバーなんてしていいのだろうか? そんなの恐れ多すぎる!〉という気持ちが最初あったなかで、〈後藤ひとりならどう歌うか?〉を組み立てていって。ライブの構成では歌うだけじゃなくて(ギターを)弾きもしますというので、また物語を詰めていって......」

――そして本番、アンコールを迎えたと。

青山「みなさんの〈BTR!〉という大きな声が聴こえるなか、ステージに出ていったら〈おぉー!〉って歓声がもうイヤモニ越しでも耳につんざくように聴こえてきて…………(ここで青山本人が戸惑った表情で固まる)」

長谷川「そのときの再現だ!」

――今そのときの状況を再現されてたんですね(笑)。

青山「(笑)。でも、問答無用でドラムの(石井)悠也さんが〈カッカッカッカッ〉ってカウントを鳴らし始めて。やばいやばいやばい! もうすぐ始まるじゃん!って。でも、やり始めらあっという間でしたね」

――“転がる岩~”は8月に開催された〈閃光ライオット〉でも披露されましたよね。

青山「〈閃光ライオット〉では〈あまり後藤ひとりを意識しすぎなくてもいいです〉と言われていて。〈結束バンドLIVE-恒星-〉ではカウント始まりだったんですけど、〈閃光ライオット〉は〈結束バンドです!〉みたいな、エモい音楽をバックに喋り始める流れで(笑)。育美が〈結束バンドLIVE-恒星-〉の2曲目で〈結束バンドです!〉と言って始める流れがカッコよくて〈私もやりたい!〉と思ってやったのに、ナヨナヨナヨとしちゃって......それはもう恥です(笑)」

――勢いよくやりきれなかったんですね(笑)。

青山「一応台本も書いてもらったんですけど、途中から全部忘れて……ゴニョゴニョゴニョと呪文みたいになって。でも、〈閃光ライオット〉は完全アウェイだったので、なかには〈誰?〉みたいな感じで観てる人もいてシビれました。〈これはいいぞ、好きになって帰ってもらおう!〉と。すごい面白かったです、〈結束バンドLIVE-恒星-〉とはお客さんの熱量が違ったので」