(左から)青山吉能、長谷川育美

はまじあきの4コマ漫画を原作とするアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」、その劇中バンド=結束バンドのキャストが出演したイベント〈結束バンドLIVE-恒星-〉の模様を収めた映像作品が、2023年11月22日(水)にリリースされる。今年5月に開催された同イベントは、原作/アニメファンのみならず、音楽リスナーからも注目され大きな話題となった。

そんな映像作品のリリースに合わせ、後藤ひとり役の青山吉能、喜多郁代役の長谷川育美にインタビューを実施。イベント当日の心境から結束バンドとして叶えたい目標まで、2人の底なしの作品愛を感じてもらいたい。

結束バンド 『結束バンドLIVE -恒星-』 アニプレックス(2023)

 

〈結束バンドLIVE-恒星-〉当日を迎えて

――イベント当日、Zepp Haneda (TOKYO)に足を踏み入れたときはどんな心境でしたか?

青山吉能「Blu-ray&DVDに入っている特典映像(『ギターヒーローへの道 番外編』)にちょうどZepp Haneda (TOKYO)に入るシーンがあるのでぜひ観てほしいんですけど、〈めっちゃキレイだなぁ、住みたいなぁ〉って(笑)。出来たてですもんね?」

――まだ3年(2020年7月開業)ぐらいですね。

長谷川育美「でも最初ステージに立ったときは、やっぱり座席がない光景が不思議で。〈ここに人が入ったらどうなるんだろう?〉みたいな感じで会場を見ていました」

青山「たしかにライブハウスで歌うことってないもんね。特典で確認してもらいたいんですけど、会場に入るときは4人のガールズバンドの会場入りみたいな映像で。私とかはギターを背負っているし、〈いってきまーす!〉って感じで(笑)。多分マインドがそこから違う感じでしたね」

長谷川「私は当日そこまで気負ってもいなかったので、結構フラットに会場に入った気がします」

――青山さんはさすがにフラットではいられませんでしたよね?

青山「私はもう結構目バキで(笑)。でも、ずっとファンの方に内緒で練習しなきゃいけなかったし、〈今日やっと解放されるぞ!〉と思いながら入っていきましたね」

――イベント本編で言えば、“あのバンド”と“星座になれたら”のギターソロのようにアニメシーンを再現する部分は特に盛り上がっていましたね。

長谷川「私もその部分のフレーズを聴いてめちゃくちゃテンション上がりました。でも、その直前とかは〈来るぞ、来るぞ!〉と思いながら、みんなどんな反応するかニヤニヤしてました、心の中で。絶対沸くんだろうなって」

青山「みんな爆沸きだったね! 〈うぉぉ!〉って」

――でも、それだけ盛り上がっていても青山さんは……。

青山「そうですね……もう当日はニコニコしながら不安、みたいな感じでいたんですけど。でも、改めてオーディオコメンタリーを収録していたときに冷静になってステージを見たら、みなさんの手越しのステージのカットが本当にバンドのライブ映像みたいで。これまで私が出演させていただいてきたライブでは見たことがない画だったので、まさにみなさんが音楽ライブにしてくれたっていうのがすごいわかりました。だから早く映像を見てもらいたいし、家でも手を挙げて盛り上がってもらいたいです」

 

「歌詞があの空間にベストマッチしてた」(長谷川)

――ハイライトの一つとして“光の中へ”“青い春と西の空”の初披露もありました。この2曲のパフォーマンスに関してはどうでしたか?

長谷川「もう良い曲なのは間違いないじゃないですか? だから今までは自分達だけで楽しんでいたものを、ようやくみなさんにお披露目できるんだという嬉しさがありました。でも、2曲とも今までの曲よりも結構難易度が上がっていて……ちょっと大丈夫かなという気持ちはありました」

青山「“光の中へ”はアンコールの2曲目だったもんね」

――“光の中へ”を書かれたSAKANAMONの藤森元生さんも、ライブでの初披露を想定してこの曲を書いたと別のインタビューでおっしゃっていて。まさにそれがバチっとハマっていましたね。

長谷川「本当に! 自分もステージで歌ってこの曲の本当の魅力がわかりましたし、みなさんにもきっと伝わったと思います。もう歌詞があの空間にベストマッチしていました。歌っていて気持ちの入り方も違いました。レコーディングのときとまた違う感じで歌えたなと」

――“光の中へ”はSAKANAMONのセルフカバーも素晴らしいですよね。

長谷川「もう全然違います! 同じ曲?みたいな……」

青山「いやもうまったく違う、別物でした。こんなにも変わるんだなって。でも、結構みなさんセルフカバーしてくださっていますよね。“なにが悪い”(the peggiesの北澤ゆうほが提供)や“Distortion!!”(KANA-BOONの谷口鮪が提供)とか」

長谷川「最近もZAQさんが“ギターと孤独と蒼い惑星”をカバーしてくださっていて、めちゃめちゃカッコよくて! みなさんのカバーを見るたび、人によってこんなに雰囲気が変わるんだ!って。まざまざとプロのアーティストの力を見せつけられました」

 

「アジカンさんの曲をカバー? そんなの恐れ多すぎる!」(青山)

――そして青山さんはギターも演奏した“転がる岩、君に朝が降る”の披露もありました。満を持しての登場でしたね。

青山「まずその......私のソロはASIAN KUNG-FU GENERATIONさんのカバーという時点で不思議な感覚がありました。ほかのみんなはオリジナル楽曲だったので……でも、〈いや、“転がる岩~”でいきます〉と言われて。〈アジカンさんの曲をカバーなんてしていいのだろうか? そんなの恐れ多すぎる!〉という気持ちが最初あったなかで、〈後藤ひとりならどう歌うか?〉を組み立てていって。ライブの構成では歌うだけじゃなくて(ギターを)弾きもしますというので、また物語を詰めていって......」

――そして本番、アンコールを迎えたと。

青山「みなさんの〈BTR!〉という大きな声が聴こえるなか、ステージに出ていったら〈おぉー!〉って歓声がもうイヤモニ越しでも耳につんざくように聴こえてきて…………(ここで青山本人が戸惑った表情で固まる)」

長谷川「そのときの再現だ!」

――今そのときの状況を再現されてたんですね(笑)。

青山「(笑)。でも、問答無用でドラムの(石井)悠也さんが〈カッカッカッカッ〉ってカウントを鳴らし始めて。やばいやばいやばい! もうすぐ始まるじゃん!って。でも、やり始めらあっという間でしたね」

――“転がる岩~”は8月に開催された〈閃光ライオット〉でも披露されましたよね。

青山「〈閃光ライオット〉では〈あまり後藤ひとりを意識しすぎなくてもいいです〉と言われていて。〈結束バンドLIVE-恒星-〉ではカウント始まりだったんですけど、〈閃光ライオット〉は〈結束バンドです!〉みたいな、エモい音楽をバックに喋り始める流れで(笑)。育美が〈結束バンドLIVE-恒星-〉の2曲目で〈結束バンドです!〉と言って始める流れがカッコよくて〈私もやりたい!〉と思ってやったのに、ナヨナヨナヨとしちゃって......それはもう恥です(笑)」

――勢いよくやりきれなかったんですね(笑)。

青山「一応台本も書いてもらったんですけど、途中から全部忘れて……ゴニョゴニョゴニョと呪文みたいになって。でも、〈閃光ライオット〉は完全アウェイだったので、なかには〈誰?〉みたいな感じで観てる人もいてシビれました。〈これはいいぞ、好きになって帰ってもらおう!〉と。すごい面白かったです、〈結束バンドLIVE-恒星-〉とはお客さんの熱量が違ったので」

 

結束バンド​のこれから

――今後、お二人が結束バンドとして叶えたい夢や目標はありますか?

長谷川「叶えたい目標……というか、私はずっと結束バンドで歌っていたいです」

青山「おぉ……! 今言ったからね? 今後どれだけ売れようと歌い続けなきゃいけないからね(笑)」

長谷川「(笑)。でも、本当にずっと続けばいいなと思っています」

青山「私は……やっぱり売れて武道館ライブですかね。虹夏ちゃんの最初の夢でもあるので叶えてあげたい。で、ぼっちちゃんらしく高校中退と(笑)」

 


MOVIE INFORMATION
「結束バンドLIVE-恒星-」

上映期間:2023年11月17日(金)~2023年11月30日(木)
上演時間:約120分
上映館の詳細はこちら

キャスト:青山吉能、鈴代紗弓、水野朔、長谷川育美
バンドメンバー:生本直毅(ギター)、五十嵐勝人(ギター)、山崎英明(ベース)、石井悠也(ドラム)
サウンドプロデューサー:三井律郎
©️はまじあき/芳文社・アニプレックス

 

RELEASE INFORMATION

結束バンド 『結束バンドLIVE -恒星-』 アニプレックス(2023)

リリース日:2023年11月22日(水)

■完全生産限定盤(Blu-ray)
品番:ANZX 10294-10296
価格:8,800円(税込)

■完全生産限定版(DVD)
品番:ANZB 10294-10296
価格:7,700円(税込)

■完全生産限定版特典
オフィシャルフォトブック(全24P)
“光の中へ”リリックビデオ ポストカード2種
※仕様・特典は変更となる可能性がございます

TRACKLIST
DISC 1(本編)
結束バンドLIVE-恒星-
Zepp Haneda (TOKYO)で開催されたワンマンライブ
1. ひとりぼっち東京
2. ギターと孤独と蒼い惑星
3. ラブソングが歌えない
4. Distortion!!
5. ひみつ基地
6. カラカラ
7. あのバンド
8. 小さな海
9. なにが悪い
10. 青い春と西の空
11. 忘れてやらない
12. 星座になれたら
13. フラッシュバッカー
アンコール
1. 転がる岩、君に朝が降る
2. 光の中へ
3. 青春コンプレックス

音声特典
5.1chサラウンド
オーディオコメンタリー
1. 青山吉能 × 鈴代紗弓 × 水野朔 × 長谷川育美
2. 三井律郎(サウンドプロデューサー)× 岡村弦(音楽ディレクター)× 高山幹弘(アソシエイトプロデューサー)

DISC 2(特典映像)
ぼっち・ざ・ろっく!です。(2023年4月23日開催イベント)

DISC 3(特典映像)
Making of -恒星-
ギターヒーローへの道 番外編

 

結束バンド 『結束バンド<完全生産限定盤>』 アニプレックス(2023)

リリース日:2023年12月27日(水)
品番:SVWJ 70613-70614
仕様:LP2枚組(重量盤)完全生産限定盤
価格:6,600円(税込)

TRACKLIST
DISC 1
SIDE A
1. 青春コンプレックス
2. ひとりぼっち東京
3. Distortion‼
4. ひみつ基地
SIDE B
1. ギターと孤独と蒼い惑星
2. ラブソングが歌えない
3. あのバンド
DISC 2
SIDE C
1. カラカラ
2. 小さな海
3. なにが悪い
SIDE D
1. 忘れてやらない
2. 星座になれたら
3. フラッシュバッカー
4. 転がる岩、君に朝が降る