バイターズ解散後にタック・スミスが立ち上げた4人組のファースト・アルバムは、パンクやグラムを通過した痛快無比なロックンロールを鳴らす。加えて、キャッチーなメロディーも実に取っ付きやすい。AC/DCやシン・リジィ(日本盤ボートラに名曲カヴァーあり)などクラシック・ロックの要素を昇華した曲もあり、口ずさみやすい歌メロは大きな武器になっている。