ジャマイカの人気レゲエ・シンガー、ロメイン・ヴァーゴの6年ぶり、4枚目のアルバム。アイドル的な人気を誇ったティーンのシンガーもいまや30代で人の親となり、その音楽にもより陰影が。定評のあるラヴソングをここでも軸としながら、作風はぐっと落ち着いてタイトル然りの安定感ある歌声を全編で響かせている。ジャマイカ勢のマシカやジェシー・ロイヤル、ケイプルトンを迎えた楽曲に加え、ナイジェリアのパトランキンらが参加した“I Believe”ではアフロビーツ寄りのオケもソツなくノリこなす。“Red Dress”は自在なヴォーカル・ワークと伸びやかな歌声、メロディーが絶品。