兄のチアゴ・アルーダと共同プロデュースした『Onda Nova』から5年。ブラジルの才人が放つ4作目は、ヨルバ語の〈自由〉という表題通り、思うがままにイマジネーションを広げていくような音作りを実践しているのが印象的だ。よって蕩けるような歌モノからパーカッシヴな高速フュージョンまで曲調のヴァリエーションも豊富で、クールさとホットさの塩梅も絶妙。