2023年には台湾公演を行うなど、アジアのインディー・シーンからの衆目も集めつつある4人組のファースト・フル・アルバム。ネオ・サイケを彷彿とさせる冷たくてドリーミーなアンサンブルを基調としながら、楽曲によっては淡いソウル・フィールを覗かせるアプローチが今風に響く。朧げな音像のなかから浮かび上がる、日本語詞のうたと言葉の手触りも魅力的だ。