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過去の曲へのアンサー

――二丁魁の歌詞はいつもミキティーさんが書き溜めているスマホのメモが元になるというお話でしたが、〈キラキラ〉〈キライ〉〈ライク〉を引っ掛けたこの曲はどんなきっかけで生まれたのですか?

ミキティー本物「私自身も大切な人を思い浮かべながら歌詞を書きました♡(笑)。なので、みんなもそういう大切な人のことを思い浮かべながら聴いてほしいです。〈好き〉という感情にフォーカスしたら、その背中合わせには〈嫌い〉があるし、誰かを嫌いなときは自分のことも嫌いになるということに気付いたところから書きはじめて。メモの段階ではもっと暗い内容で、答えが見つからなくてずっとお蔵入りしていたんですよ。でも、今回の曲を聴いたときに〈キラキラドキドキ〉をテーマにしようと思って。前よりも自信がついたいまなら、昔の少し寂しい感じのする歌詞もキラキラさせられるんじゃないかと思って、過去の曲へのアンサーも詰め込みました。例えば〈あの日の景色〉という歌詞は、“三原色カタルシス”(2017年)の〈キレイ キレイ なこの景色も いつか忘れてしまうなら〉という歌詞と繋がっているし、ラストの〈ひとつ ふたつ みっつ よっつ〉の部分は“ひふみよ”(2023年)と繋がっています」

筆村栄心「僕は〈いくつの空 数えていけるかな?〉というパートが好きなのですが、そこも“病める時も 健やかなる時も”(2018年)で僕が歌割りを担当させてもらっている歌詞〈ねえ 空はこんなにも穏やかで〉とリンクしているように感じて」

ミキティー本物「正解(笑)」

日が紅「〈キッカケなんてあってないようなもの 好きな理由 言葉に出来ないのは当たり前〉という歌詞もファンの方からすごく反応があって。その次にある〈好きと“努力”は正反対にあるもので〉も、〈好き〉の反対は〈嫌い〉だと思っていたんですけど、ミキさんに説明を受けてハッとしました」

ミキティー本物「好きになることは理屈ではないし、そこに努力はないんですよね。〈努力〉というのは誰かを好きになってから必要になるものだと思うので、こういう歌詞にしました」

ぺいにゃむにゃむ「確かに! 私は〈結局 そんなこんなで一緒にいるのかな〉という歌詞がすごく好きで。これはつまり愛じゃん!って思うし、〈その“結局”の中に数えきれないストーリー〉というのも長く活動しているからこそすごくわかります」

ミキティー本物「この〈結局〉の中には、いままでの私たちの何もかもが入っているんですよね。別に理由なんか必要はなくて、なんだかんだで一緒にいるのかな、結局、っていう。その〈結局〉がいちばん大事な気がして」

日が紅「僕も弟とケンカして、弟のことが嫌になったときがあったけど、そんな自分のことが嫌になるんですよね。結局は他愛もない話で仲直りして、家族愛に気付いて。そんなふうに誰の経験にも当てはまる、いろんな人に届く曲だと思います」