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歴史と変化が感じられるベスト

――そんなシングルと同時リリースとなるのが、過去曲を現在の4人で歌い直した新録ベスト『Best As Yesterday』です。代表曲“青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ”(2017年)をはじめとする全15曲が収録されていますが、皆さんの思う本作の聴きどころは?

ミキティー本物「二丁魁がどんなものなのかがわかる15曲を選んだつもりですし、ずっとライヴで歌ってきている曲ばかりなので、歌をなるべく修正しないようにしていて。ハモリもいままでは機械で加工して作っていたのを、今回は私と紅が生の声でハモを入れているので、そこは注目してほしいですね。あとはミックスも全部やり直していて、当時は知識や経験がなくてうまく伝えられなかった〈こういう音にしたい〉という音になっています」

ぺいにゃむにゃむ「聴き比べたらすぐわかると思いますけど、私は昔と歌い方が全然違っていて。昔は歌のことなんて全然知らなかったけど、いまは腹式呼吸もできるようになって、歌い方や込める想いも年を増すごとにエッセンスが加わっているので、そういう部分でも歴史を感じてもらえると思います」

日が紅「僕は“ノスタルジスター”(2017年)がお薦めです。故郷や昔のことを思い出して切なくなるような曲ですけど、もともとの音源になかったコーラスが冒頭に加わることで、以前とは違うフワッとした何かに包まれるような感覚になれるので」

筆村栄心「僕は“病める時も 健やかなる時も”を聴いてほしいです。この曲は朝に聴くと、いつもより自分のことを大切にできる曲だと思うんです。自分のことを大切に毎日を一歩一歩進んで行くことで、きっと自分のなりたい姿になっていける。そんなイメージのある曲なのでぜひ聴いてほしいです」

ミキティー本物「私は正直、ベスト盤を出すと過去の作品と比べられるだろうから、あまり勇気が出なかったんですよ。今回は“キラキライクストーリー”も急にテイストを変えてキラキラな感じで歌うのが怖かったし、“つよくやさしくなりたい”もここまで強い言葉をどう受け止められるかが不安で。でも、私はもう何を言われても負けないと決めたので、みんな好きに反応してもらえたらと思うし、“つよくやさしくなりたい”の歌詞にあるように、いろんな感情が沸いても一度言葉を選んで私たちに伝えてもらえたら嬉しいです」

――早くも2025年の2月3日にはZepp Shinjukuでのワンマンも決定していますが、もう次の動きも考えている?

ミキティー本物「サード・シングルまではセットで考えているので、年内か遅くとも年明けにはもう1枚シングルを出すつもりです。楽曲の構想や誰に作ってもらうかは大体決まっていて。また新しい二丁魁を見せられるんじゃないかと思っています」

二丁目の魁カミングアウトの2024年のファースト・シングル“あの頃、僕ら若すぎた青春”(GAY RECORDS)。