1年半ぶりとなる2枚目のソロ・アルバムは、ガールズ時代から書き溜めていた曲をUSルーツ・ミュージック・テイストでまとめた内容に。恋の始まりから終わりまでを綴ったコンセプチュアルな前作から一転、今回は肩の力を抜いて自由気ままに音楽を楽しんでいる様子が伝わってきます。ゴスペル風のコーラスを従えたリズム&ブルース、ペダル・スティールを用いたカントリー・ウェスタンなど、陽気なナンバーをメインに据えていて、これまでのうつむきがちなクリストファーはもういません! 幼い時にエヴァリー・ブラザーズやフリートウッド・マックをカヴァーしていたという経験が、ここへきて見事に作品へ結実。ごくシンプルな3コードと力強い歌メロ、その他に何が必要でしょうか。