2021年のブリット・アワードで〈ライジングスター〉部門を最年少の20歳で受賞し、ベッドルームから世界へ飛び出した英国生まれのシンガー/ソングライターが待望のフル・アルバムを完成。EPで披露されていた曲も含めて核となる相棒のサム・ツァンやロストボーイとのトラックを中心に、ムラ・マサとは“Cycles”を、サーカットとは“Anything”(コールドプレイのクリス・マーティンがピアノで参加!)をそれぞれ共同プロデュースし、シンセ・ポップ主体の作風に彼女ならではのヒネリを加えて短期間での創造的な成長を作中で垣間見せてくれる。内面に渦巻く喜怒哀楽を音に昇華した上々の一枚だ。