シドニーのエレクトロ・ポップ・デュオによる4作目。今回も盟友ピーター・メイズが共同プロデューサーとして関わっており、本人たちが〈世界の終わりを迎えた後のサイケデリックな体験〉と語るように、サイケでダンサブルなサウンドのなかにも、どことなく祭りの後のような物悲しさが感じられる。楽曲のキャッチーさはそのままにより深みを増した快作だ。