中堅と若手アイドルの競演で感じた台湾音楽の進化
〈台湾音市 Vol.2〉の出演アーティストは、バンドがメインだった〈台湾音市 Vol.1〉と比べて、雰囲気が大きく変わりました。しかし、台湾音楽シーンの〈多様性〉を強く感じられるイベントであることに変わりはありません。アーティストたちによる圧巻のパフォーマンスに加え、観客とアーティストがリアルに交流する場面もあり、ライブならではの魅力が詰まっていました。
雰囲気がここまで変わった理由について、張は次のように語ります。「私は〈台湾音市〉を始めるにあたって、台湾のさまざまなジャンルの音楽を紹介したいと考えていました。台湾はこれまでマンドポップシーンを牽引してきましたが、今ではよりクリエイティブな音楽が多く生まれています。現在進行形の台湾音楽を知ってもらいたいんです」。
さらに、〈台湾の音楽〉と聞いてアイドルを連想する人はあまりいないかもしれません。この点について張はこう述べています。「正直なところ、台湾ではここ20年以上、ビッグなアイドルが誕生していません。そろそろ世代交代が必要だと感じていますし、私自身も才能ある若手の発掘に力を注いでいます。これからさらに盛り上がっていくのではないでしょうか」と期待を寄せました。
〈台湾音市 Vol.2〉では、初日に艾怡良と晨悠という10年以上のキャリアを誇る準ベテラン勢、2日目には洪暐哲とbabyMINTといった気鋭の若手アイドルが出演。このコントラストも非常に面白く、準ベテラン勢の安定感と貫禄、若手の緊張感と勢い、それぞれが持つ魅力を存分に堪能できました。進化し続ける台湾音楽シーンを肌で感じられる、エキサイティングな体験でした。
〈台湾音市 Vol.2〉に出演したアーティストたちは皆、メインストリームに位置し、一見煌びやかな印象を受けますが、ライブを観ることでアーティストとしての確かな実力と信念を感じられ、より一層応援したい気持ちが高まりました。次回の〈台湾音市 Vol.3〉の開催が待ち遠しいです。