トロント発、マルチ・プレイヤーやシンガーとしてシャーロット・デイ・ウィルソンやSBTRKTらの作品に参加してきた俊英の初アルバム。過去の音源同様にさまざまなジャンルを気ままに貼り合わせたような、つかみどころのなさが魅力の音作りを敷きつつ、ペダル・スティールの加えたカントリー味がオーセンティックな歌モノ集としての魅力を引き立てている。