キングレコードからリリースされたクールスの5作品と舘ひろしのソロ5作品がサブスク解禁された。
クールスは、原宿を拠点に活動していたバイクチーム〈クールス〉が1975年にキャロルの解散コンサートに親衛隊として参加したことをきっかけに注目を浴び、同年9月21日にシングル“紫のハイウェイ”、1stアルバム『~黒のロックンロール~ クールスの世界』でレコードデビュー。革ジャンにリーゼントといったファッションスタイルに、アメリカンオールディーズ志向のロックンロールをメインとした音楽性で当時の若者を中心に熱い支持を得た。
そんなクールスが本日9月21日にデビュー50周年を迎えたことを記念し、キングレコードからリリースされたクールスの作品と、バンドの初代リーダーを務めた舘ひろし(当時の表記はたちひろし)のソロ作品が各種音楽ストリーミングサービスにて解禁された。
配信が解禁となったのは、クールスの『~黒のロックンロール~ クールスの世界』、『ロックン・ロール・エンジェルス』(1976年)、『クールス・ロカビリー・クラブ』(1977年)、『東京直撃~クールス・ライブ』(1976年)、『ハロー・グッドバイ』(1977年)、『クールス・ファースト・ライブ』(1981年)、舘ひろしのソロデビューシングル『ロックン・ロール・ライダー/この世界に』(1977年)と1stアルバム『Love Letter From The U.S.A.』(1977年)、さらに『SCANDAL(舘ひろしセカンド)』(1978年)、『THE TOUR』(1978年)、『JUST ONE NIGHT』(1979年)の全10作品。CDなどフィジカルでの入手が困難だった作品などが、これからは配信を通じていつでも気軽に楽しむことができるようになった。
なお、Mikikiではクールスのデビュー50周年にあわせてスタジオアルバム14作をレビューした特集を展開している。こちらもぜひチェックしてみてほしい。
INFORMATION
クールス&舘ひろし配信作品一覧
■クールス
オリジナルリリース日:1975年9月21日
配信リンク:https://COOLS.lnk.to/KnRnR_CnS
記念すべきクールスの1stアルバム。ジョニー大倉によるプロデュース、五大洋光(矢沢永吉)も作曲で参加し、近田春夫が全曲の編曲を手掛けたクールスのロックン・ロール・サウンドの原点。
オリジナルリリース日:1976年7月21日
配信リンク:https://COOLS.lnk.to/RnRA
オールディーズのカバー4曲のほか、本作のプロデューサーを務めた大木トオル作曲の“恋のテディーボーイ”やメンバーのジェームス藤木作曲の“ロックン・ロール・タイム”など、ロックバンドとしてのクールスを決定付けた2ndアルバム。
『東京直撃~クールス・ライブ』

オリジナルリリース日:1976年11月21日
配信リンク:https://COOLS.lnk.to/TC_CoolsLIVE
東京・東京郵便貯金会館でのライブの模様が収められたライブアルバム。スタジオアルバム2作品に収められた楽曲の他にも“ランナウェイ”や“ジョニー・B・グッド”などのオールディーズカバーも演奏され、会場の熱気や興奮が収められた一作。
『ハロー・グッドバイ』

オリジナルリリース日:1977年4月21日
配信リンク:https://COOLS.lnk.to/HGb
愛知・名古屋市勤労会館、東京・渋谷公会堂のライブ音源の他、デビュー前のデモ音源を聴きながらクールスを離れることとなった舘ひろしが思い出や心境を語る“ヒロシメモリー”などキングレコード時代の集大成となった一作。新たな船出となる舘ひろしのソロ楽曲も収録。
『クールス・ファースト・ライブ』

オリジナルリリース日:1981年7月1日
配信リンク:https://COOLS.lnk.to/1stLIVE
クールスのレコードデビューから半年足らずの1976年2月19日に中野サンプラザにて開催されたライブの音源を1981年にレコード化。既発の2作のライブアルバムとレパートリーは被るものの、アレンジやボーカリストが異なる貴重な初期の演奏を収録。
■舘ひろし
『Love Letter From The U.S.A.』

オリジナルリリース日:1977年9月21日
配信リンク:https://COOLS.lnk.to/LLFTU.S.A.
舘ひろしの1stソロアルバムにして、アメリカ・ナッシュビルにてラリー・ロンディンやジョー・オズボーンら現地のプレイヤーを迎えて制作された一作。舘ひろし作詞・作曲“ミスター・センチメンタル・ロンリー・ボーイ”や“シェイク”の他、長戸大幸作曲“朝まで踊ろう”などを収録。
『SCANDAL(舘ひろしセカンド)』

オリジナルリリース日:1978年5月15日
配信リンク:https://COOLS.lnk.to/SCANDAL
舘ひろしによるプロデュースで、SHŌGUNの芳野藤丸、大谷和夫、ミッチー長岡、山木秀夫や後藤次利、村岡建などスタジオミュージシャンらと制作。自身の作詞・作曲の他、作曲では大木トオル、桐谷浩史、芳野藤丸に加え、前作に続き参加している長戸大幸が全曲の編曲を手掛ける。
『THE TOUR』

オリジナルリリース日:1978年10月5日
配信リンク:https://COOLS.lnk.to/TheTour
舘ひろしとセクシー・ダイナマイトのツアーでの貴重なライブ音源を収めたライブアルバム。オリジナルのロックンロールナンバーをエネルギッシュに演奏し、それに呼応する歓声や会場の熱気をアンコールまで余すことなく収録した大ボリュームな内容。
『JUST ONE NIGHT』

オリジナルリリース日:1979年6月21日
配信リンク:https://COOLS.lnk.to/JON
ニューヨークで制作された舘ひろしの3rdアルバム。トム・スコット、リック・マロッタ、ウィル・リー、ジョン・トロピア、デビット・スピノザ、ルー・ソロフらが参加し、同年のグラミー賞でアレンジャー部門を受賞したロバート・M・フリードマンが編曲。
『ロックン・ロール・ライダー/この世界に』

オリジナルリリース日:1979年6月21日
配信リンク:https://COOLS.lnk.to/RnRR_KSn
1stアルバムに先駆けて発売された舘ひろしのソロデビューシングル。両曲ともに作詞・舘ひろし、作・編曲は長戸大幸。
※アルバム未収録曲を含んだシングル曲のみを配信