オルタナ・カントリーの歌姫も今は昔。グラミー賞にもノミネートされた、いまやUSインディーを代表するシンガー・ソングライターである。7年ぶりとなるこの8枚目のアルバムも、さらに磨きを掛けた円熟味が聴きどころと言えるだろう。リヴァーブを深く掛けたトゥワンギーなギターを鳴らしながら、バロック・ポップともジャジーとも言えるアレンジをたっぷりと楽しませる。