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フリーでフリーキーなロックの名品を堪能、アナログ盤でリイシューされる3作はこちら!!!
それはまさに〈地方の時代〉だった。北陸の小さな街・小松市から〈知らない町の人たちに 聞かせてあげる田舎を〉(“コンサート・ツアー”)という雄叫びと共に登場してきたのが、めんたんぴんだ。自然体でむさ苦しくて、野暮ったいほどにロックンロール。オンボロ車に楽器とPAを積み込み、全国どこへでも出かけた。そんなグレイトフル・デッドを彷彿とさせる自由なロックを奏でた彼らの75年のデビュー作。
めんたんぴんのライヴは定評があった。彼らの生み出す独特の空気感は、久保田麻琴と夕焼け楽団やオレンジ・カウンティ・ブラザーズに匹敵するほど個性的で濃密だった。そのライヴでのグルーヴ感がアルバム全体にびっしりと凝縮されている、ツイン・ドラム体制となったことでリズムが強化された76年の2作目。駒沢裕城のペダル・スティール、佐藤博のブルージーなピアノなどゲストの演奏も光る。
3作目にしてついに海外での録音を敢行。ノース・ハリウッドのワーナー・ブラザース・スタジオに乗り込んでのレコーディングだ。とはいえ、めんたんぴんの連中に大きな変化はないのだが、どこかレイドバックした空気が漂っているのがおもしろい。曲作りには佐々木忠平だけでなく、池田洋一郎もがっちり関わっている。7分を超える長尺曲の“海”には、ジャム・バンド的なスピリットが息づく。 *小川真一


