夢中夢 -Dream In Dreamー』に次いで、井上陽水の“夢寝見”を収録した3年ぶりの新作『Refractions』(=屈折)がリリース。井上陽水といえば言葉遊びのような詩から新しい意味を作り出す側面があったかと思うが、無意味と意味深、保守と攻撃、打ち込みとファンクネス、人間的と冷徹、そういう極端なものが絶妙なバランスで共存する本当の過激さを体験できる。あからさまなステレオ感、細かく設定された残響、そこから作られる多様な奥行き、凸凹。細かなエディットの先に見える不可思議さ。両極端が共存しつつも極めてポップであるという世界はCorneliusの豊富な音楽的背景からしか成しえないものだ。