ソプラノ・サックスで新境地開拓 10周年記念アルバムに込めた〈等身大〉の思い
ジャズ・サックス奏者のユッコ・ミラーは意外性と面白味を併せ持つ超個性派ミュージシャンである。一度見たら忘れないド派手なピンク・ヘアーとは裏腹に、音楽に対する姿勢は真摯かつ貪欲。そんなユッコのメジャー・デビュー10周年を記念した7枚目のソロ・アルバム『Bloomin’』がリリースされた。「新たな武器」ソプラノ・サックスへの思いやアルバムのコンセプトを聞いた。「アルバムを作る時に私は必ずコンセプトを考えますが、普段は何も特別なことはしていません。今やりたいことを大切にし、共演したい人がいればコラボできるよう全力投球します」

アルバムタイトルには「今を咲き続ける」という意味を込めた。「常にベスト、ピークであり続けたいという思いを込めました。10年経っても私が等身大であることを示そうと、レギュラー・メンバーと全曲オリジナルをやることにしました」
これまであまり吹かなかったソプラノ・サックスで10曲中5曲演奏した。「ソプラノを吹くようになったきっかけは、シンガーソングライター中西保志さんのアルバム収録やライブに出演したことです。ちょうどそれが新しいソプラノを買った時期で、シャープな音色を気に入りました」
10曲目“My Prelude”は高校生の時、生まれて初めて作った曲をメロディやコードなど一切変えずに収録した。この曲もソプラノによる演奏だ。「初めての曲なので自信がなく、今まで公開していませんでしたが、デビューから10年経った今、〈とても良い曲だと思えるようになったので〉と思いアルバムに入れました。タイトルは〈私の序曲〉という意味ですが、〈ここからまた始まる〉という意味を込めました」
ソプラノで音楽の幅が広がり、アルト向け曲もこれまで以上に個性が際立つようになった。「今回のアルバムではソプラノがバラード系、アルトが“Miracle Shine”のようにファンキーな、パンチの効いた曲を吹きました。“3-3-7”は応援時にやる“3-3-7拍子”をもとに作曲しました。和楽器奏者・一彩さんの太鼓と合わせ、元気が出る曲にしました」
今回の新アルバムでアルバムはソロ7枚、コラボ2枚の計9枚。ハイ・ペースで質の高いアルバムを出し続ける。「私自身の目標はグラミー賞を獲ることだと周りの人たちにはずっと言っています。ぜひ実現したいです」
理想の音楽に向かって猛進するユッコ・ミラー。派手な見た目の裏にある猛烈な努力が、自信を裏付けているに違いない。
LIVE INFORMATION
YUCCO MILLER 10th Annivesary Live "Bloomin'"
2026年7月24日(金)SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
開場/開演:18:15/19:00
■出演
ユッコ・ミラー(サックス)
平手裕紀(キーボード)
中村ヒロキ(ベース)
Dennis Lwabu(ドラムス)
一彩(太鼓)
https://www.yuccosax.com/
INFORMATION
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