Spotify StageにはkurayamisakaやRol3ertらが登場
東京会場限定で、今年もSpotifyがキュレーションした〈Spotify Stage [RADAR: Early Noise Special]〉が設けられている。インディアーティストや新鋭がフックアップされるこのステージのラインナップは、毎年注目されており、1日の内で1回は訪れてみてほしい。新しい音楽との出会いが待っている。
1stアルバム『kurayamisaka yori ai wo komete』をリリースして2025年を象徴するバンドになったkurayamisakaは、いまライブを見たいと思っている人も多いはず。録音作品と異なるパワフルなパフォーマンスが魅力の彼らを、ぜひこの機会に目撃してほしい。歪んだギターを中心にしたまっすぐなオルタナティブロックと胸を締めつけるメロディは、今回のSpotify Stageでは異彩を放っているが、多くの人の心を打つはず。
2nd EP『Kodoku EP』を発表したばかりのRol3ert(ロバートと読む)は、〈MUSIC AWARDS JAPAN 2026〉でラジオ特別賞を受けたこともあり、気鋭のシンガーソングライターとして話題になっている存在。Instagram経由で成功した現代的なライジングスターなので、今回まず見ておきたいアーティストの筆頭だ。
OSHIKIKEIGOも、いま話題のシンガーソングライターだ。Billboard Japanのインタビューを読めばわかるように、ロジカルな思考でヒットソングや楽曲制作を冷静に分析してきたという異色の才能。しかし、だからこそ彼が生む曲も歌も、非常にエモーショナルで聴き手に強く訴えかける。
ソウルフルでブルージーな歌声で、インディシーンで話題を集めてきたシンガーソングライターさらさは、8月5日リリースのEP『Live Bluesy』でついにメジャーデビューを果たす。内面に訴えかける親密なR&Bが持ち味だが、ライブでこそその唯一無二のボーカルは最大限の魅力を発揮する。
名誉伝説は、こたにの特徴的な歌声やフックに満ちた歌詞、相対性理論を思わせる多彩な音楽性とキャッチーなメロディが高い人気を博している。昨年1stアルバム『5gの平和』をリリースしているので、ライブ前にぜひチェックを。
名門・音楽塾ヴォイス出身者からなるOddRe:も新世代を象徴するバンド。ジャンル横断的でポップなバンドサウンドとAirAの巧みな歌および演奏の融合が、ほかにない魅力を放っている。昨年、1st EP『THE GOLDEN PROTOTYPE.』を発表、今年に入ってポニーキャニオンのレーベルIRORIからメジャーデビューし、“Revival”“睡る君”とパワフルなシングルをリリースしている。まさにいま勢いに乗っており、見逃せない。
新世代といえば、演奏動画などを経由して結成された石川県発の若きバンドMaverick Momも必見。1stアルバム『Travessia』でメジャーデビューを果たしたばかりだが、南出大史の力強い歌もメンバーの技巧的な演奏もアクが強く魅力的。Mrs. GREEN APPLEやKing Gnuに追随する若手なので、絶対にいま見ておくべきバンドである。 *天野
90年代にタイムスリップ! 〈EURODANCE PARADISE〉で踊り狂う
東京会場の最終日、BEACH STAGEが90年代に染まる。〈EURODANCE PARADISE〉と銘打ちユーロダンスを持ち味とした海外アクトが登場する。まずは90年代初頭に“Gypsy Woman (She’s Homeless)”で一世を風靡したクリスタル・ウォーターズ。軽快なユーロビートにピッチの危ういボーカルが乗ることで摩訶不思議な世界観を作り上げた同曲は、世界各国のフロアを踊らせた。コールドプレイにもカバーされた“100% Pure Love”など、後続のアーティストにも多大な影響を与えた存在としてサマソニ出演をきっかけに再評価されてもおかしくない。
ドイツのユーロダンスユニット、スナップ!の中心メンバーであったシア・オースティンも、当時のクラブシーンの熱狂を呼び起こすようなセットを用意してくるはず。ミラーボールが似合うアンセム“Rhythm Is A Dancer”と“The Power”はマストとして、ソウルサーチャー(マーク・ポメロイと組んだユニット)での“Can’t Get Enough”などBEACH STAGEに集まった全員の身体を揺らすだろう。
そしてキャッチーなメロディで日本のリスナーをも虜にしたリアル・マッコイもサマソニに登場。“Another Night”や“One More Time”を筆頭にとにかくクセのあるボーカルやサウンドは、当時を知らないリスナーには新鮮に響くのでは? いずれのアーティストも無理に予習などせず、その場の空気や状況に身を委ねても十分に楽しめるはずだ。
なお、同日のBEACH STAGEには上記3組の他にも、きゃりーぱみゅぱみゅ、Night Tempo、SKRYU、STARGLOWが出演する。太陽の下、あらゆる世代やジャンルを跨いだBEACH STAGEで夏を満喫してみては? *小田
LIVE INFORMATION
SUMMER SONIC 2026
2026年8⽉14日(⾦)、15⽇(⼟)、16日(⽇)
東京会場:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ
⼤阪会場:万博記念公園
〈SUMMER SONIC 2026〉公式サイト:https://www.summersonic.com/