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Great Expectation
唯一無二の圧倒的な歌唱力を武器に、いま世界の音楽シーンを席巻しているシエナ・スパイロ! 弱冠20歳にしてハスキーで艶やかな歌声を操る稀代のアーティストが、いよいよ記念すべきファースト・アルバム『Visitor』を届けてくれるぞ!

 資料によると、サム・スミス、エルトン・ジョン、サブリナ・カーペンター、SZA、ライアン・テダー、ハリー・スタイルズ、フィニアス、マーク・ロンソン……らのトップ・アーティストたちを虜にしているという、UK出身20歳の歌姫シエナ・スパイロ。デビューからわずか2年で累計13億回以上のストリーミング再生数を記録しているそうだから、すでに注目しているという人も数多くいるのだろう。2005年生まれ、ロンドン出身のシンガー・ソングライターで、ヴィジュアル・イメージからエイミー・ワインハウスを連想した人も多いだろうが、シエナもまたエイミーやアデルと同じようにエタ・ジェイムスらが引き合いに出されるような個性を誇っている。TikTokへのカヴァー動画の投稿をきっかけに絶大な人気を博してファンベースを築き上げ、キャピトルから“Need Me”でデビューを果たしたのが2024年5月のこと。2025年に入ってEP『Sink Now, Swim Later』を発表して以降の破竹の快進撃はさらに広く遠くへと届くものとなり、“You Stole The Show”と“Die On This Hill”が連続でヒット。特に後者は全英9位まで上昇し、初の全英TOP10入りも達成した。今年に入ってからも“The Visitor”、さらには世界上映が開始されたばかりの映画「プラダを着た悪魔2」のサントラに書き下ろしの新曲“Material Lover”で参加……と、絶好調すぎる流れに乗ってこのたび届けたのがファースト・フル・アルバムとなる『Visitor』だ。

SIENNA SPIRO 『Visitor』 Capitol/ユニバーサル(2026)

 この記念すべきアルバムでは、一連のシングルにも関わってきたオマー・フェディやマイケル・ポラック、ブレイク・スラットキンといった当代きってのヒットメイカーたちが若き才能を完全にバックアップ。ソウルやリズム&ブルース、ジャズなどを下地にスケールの大きいシンフォニックなサウンドなどさまざまなスタイルに挑む姿には期待しかない。シエナ本人は今作に込めた想いを次のように語っている。

 「昔からずっと、物事が永遠には続かないという〈儚さ〉を強く意識してきました。何かが終わることや、人が離れていってしまうことが本当に怖いんです。その恐怖があまりにも強くて、新しい人間関係を築くことや、長く続かないとわかっていることには、最初から関わろうとしないことがよくありました。だからある意味、私はこれまでの人生の大半を、通りすがりの訪問者(ビジター)のような感覚で過ごしてきたんです。でも、このアルバムを作ることで、未来のことを絶えず心配するのではなく、その瞬間ごとを味わう方法を学ぶことができました。このアルバムを聴いた皆さんに、すべてのものは一時的なものであるという事実に、少しでも救いを見い出してもらえたら嬉しいです」。