いまだに大好きですみません……というくらい年中紹介している気がするキーツ・コレクティヴの作品。今回も、アーティストの詳細は不明だがどこかの国の男性プロデューサーらしいCrownsによる新作『Disk Of Dust』の、相変わらず美的センスに優れたダサ&クールなジャケ(色合いもやはりカワイイ)に惹かれて聴いてみたところ……意識をまだ見ぬ夢の世界へ連れて行かれてしまった次第。

〈Newton〉の太陽系特集なんかを読みながら聴くとより宇宙を身近に感じられそうな、深いサイケデリアに覆われたコズミックでフューチャリスティックなシンセ・サウンド。特に冒頭の“Departure”あたりはタイトル通りにどこかへ出発しそうな勢いだ。フリー・ダウンロードも可能なのでぜひ。Bandcampの作品ページの解説文にある〈No sound in space, but space in sound.〉という一文、なんかいい。