メンフィスのシンガーによる2作目。同郷のインディー・ソウル名匠J・ダヴが全面プロデュースした楽曲は、アンダードッグズやティム&ボブを思わせる美麗なミディアム~スロウ中心。主役の声質もそれに似合うテナーで、儚いメロディーと切なげな歌唱が重なる“Late Nite Rendezvous”は文句ナシの名曲だ。音声アプリのSiriをヴォーカルに起用(?)してヴァーチャルな男女関係を歌う“FaceTime”といった変わり種もおもしろい。