キューバを代表するパーカッショニスト、ミゲル“アンガ”ディアスを父に持つ、パリ在住の双子姉妹による初のアルバム。デビュー前からルイ・ヴィトンがキャンペーンに楽曲を使用するなど話題で、〈ネクスト・ビョーク〉の声も。多彩なリズムから生み出されるロウでプリミティヴなラテンのグルーヴ、あどけなさを残した瑞々しいハイトーン・ヴォイス、ジェイムズ・ブレイクばりのモダンでクールなエレクトロニック・サウンド――それらの融合が生み出すミニマルかつエキセントリックな音世界には、ミスマッチの妙が。英語のみならずヨルバ語も用いた歌には神秘性が潜み、さらなるエキゾティシズムを誘う。これを19歳が演っているとは! プロデュースはXLの社長=リチャード・ラッセル