フランスの俊英ジャズ・ピアニスト、バティスト・トロティニョン。昨年はピアノ・トリオ作『Hit』をリリースするなど精力的な活動を続ける彼が、今年2月にパリで行ったライヴのダイジェスト映像を公開している。

このステージには、フランス出身のベース奏者トーマス・ブラメリー、現代ジャズ界のトップ・ドラマーのひとりジェフ・バラードという『Hit』と同じメンバーに加え、パーカッション奏者のミニノ・ガライがゲスト参加。トロティニョンによる端正かつ力強いピアノのタッチとタイム感、メロディー・センスやアドリブ・ソロの展開など、あらゆる面でキレキレな演奏だ。また、恐らく同日のライヴから、スタンダード曲“It Could Happen To You”の演奏がフルで視聴可能。リリカルかつ創造力に満ちた充実のパフォーマンスを堪能できる。