チーフ・キーフら、シカゴのサウスサイド若人勢のブレイクと共にシーンに躍り出たリル・ダーク。自身の代表曲“L's Anthem”のリミックスにフレンチ・モンタナを迎えたことをきっかけに、フレンチのレーベル、コーク・ボーイズに加入。時を同じくしてデフ・ジャムともサインを交わし、今回のメジャー・デビューへと漕ぎ着けた。シカゴのゲットーにおける〈ドリル・ラップ〉シーンをレペゼンしてきたダークらしく、本編では辛辣で赤裸々なストリート描写が続く。リード・シングルとして発表された、レーベルメイトにして同郷のシンガー、ジェレマイとの“Like Me”もヒリヒリしそうな不良ラヴソング! 新世代が仕切るストリート・ギャングスタ・ラップの空気感を存分に味わってほしい。