世界各国の肉料理を集めた日本最大級の肉イヴェントとして昨年にスタートし、今年は9月10日(木)~13日(日)に行われるさいたまスーパーアリーナ/けやきひろばでの催しをはじめ、全国各地で関連企画が開催される話題のイヴェント〈肉フェス〉。そんな人気企画とロック・フェスが融合した異色の新イヴェント〈さいたまスーパーアリーナ15周年presents 肉ロックフェス〉が、9月12日(金)と13日(日)の2日間に渡ってたまアリにて行われます。以前から〈肉フェス〉が気になって仕方がなかったMikikiでは、このたび誕生した〈肉ロックフェス〉の魅力に迫りつつ楽しみ方を探る短期集中連載〈肉ロックフェスをMikikiしよう2015〉をスタート! 第2回は、「そもそも〈肉ロックフェス〉って何?」「どうやって楽しむの?」といった疑問にお答えすべく、フェスを主催するAATJ株式会社の代表取締役・杉崎健二さんにご登場いただきました!

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――本家のフード・イヴェント〈肉フェス〉は、昨年にスタートするや大きな話題を集めて瞬く間に人気イヴェントとなりましたが、当時はその語感のインパクトでまず気になった人も多かったと思います。そもそも、なぜ〈肉〉と〈フェス〉を融合させようと思ったのでしょうか?

「従来のイヴェントやコンサートにおいて、来場者に対する思いやりがいまひとつ足りないと感じていました。〈肉フェス〉では、ご来場いただくお客さまに対してホスピタリティーの効いたイヴェントをめざしています。そこで〈肉ロックフェス2015〉では、良い食の環境をコンサートを観ていただく方々に味わっていただきたいと考えました。美味しいお肉と飲み物を会場に持ち込むことができて、お腹が満たされたところで音楽も楽しんでいただければと思います。〈肉ロックフェス2015〉でそうしたホスピタリティーを感じてもらえれば嬉しいです」

――人気フード・イヴェントの〈肉フェス〉から音楽フェスである〈肉ロックフェス〉が生まれることになった経緯や狙いを、改めて教えていただけますでしょうか。

「もともと音楽関連会社である当社は、〈肉フェス〉でも多種多様なアーティストが出演するステージを採り入れていました。ただ非常に残念なことに、近隣への騒音の問題からバンド形式での出演はお断りしている状況なのです。そのような経緯もあって、今回はそのステージをグレードアップさせて普段とは違う本格的な音楽を楽しんでいただこうと〈肉ロックフェス2015〉が誕生しました。さいたまスーパーアリーナ前の〈けやきひろば〉で開催する〈肉フェス〉の会場にも、もちろんステージが展開されます(※閲覧無料の〈MEAT&MEETステージ〉)。ここにも多くのアーティストにご出演いただき、アリーナ内外で十分に音楽を楽しめるイヴェントとなります」

――出演者のラインナップが通常の音楽フェスとは少し違う雰囲気で、すごくカオスな並びになっている気がするのですが、どういった基準やテーマでブッキングされたのでしょうか?

「普段の〈肉フェス〉の客層は幅が広く、老若男女問わずご来場いただいています。そんなさまざまな年代の方に〈お肉と音楽〉をお楽しみいただけるようなラインナップだと思います。近年復活して再び人気を博しているバンドや、いまアツく若者層に支持を受けているアーティストなど、見どころがいっぱいです。もちろん、出演アーティストの方々はお肉好きです」

――本当に〈お肉好き〉という共通項を持ったアーティストのラインナップだったんですね! そのなかでも、この日に一夜限りの再結成を果たすRED WARRIORSには特に注目ですよね。〈肉ロックフェス〉での再結成が実現した経緯を教えてください。

 「私自身、RED WARRIORSとダイアモンド✡ユカイさんの映画が好きだったこともあり、ぜひご出演いただけないかとオファーさせていただきました。埼玉はRED WARRIORSの地元でもあり、ダイアモンド✡ユカイさんはお肉を毎日食べるほど好きとのことで、快諾いただけました」

――そんなRED WARRIORS以外にも音楽面での見どころは満載かと思いますが、あえて主催者側からそのほかにオススメのアクトを挙げるとすれば、どのあたりが注目のポイントでしょうか。

「先ほどもお話に出ましたが、まずは幅広い年代の方に楽しんでいただけるラインナップとなっています。JUN SKY WALKER(S)LINDBERGは再結成を経た後、精力的に活動しています。そんな彼らと青春時代を過ごした方々はもちろん、先日1万人の野外ライヴを成功させたSPYAIRをはじめ、若いアーティストのみなさんと一緒に両日ともアツくなっていただけるのではないかと思います。さらに、オープニング・アクトとして各日1組ずつアイドル・グループが出てくれます。アイドルだけど本格的なロック・サウンドが魅力のPASSPO☆、大人の遊び場へ導いてくれるアイドルpredia、この2組も〈肉ロックフェス2015〉のスパイスではないでしょうか」

PASSPO☆の2015年の楽曲“HONEY DISH”
prediaの2015年の楽曲“満たしてアモーレ”

 

――〈肉ロックフェス〉ですごく嬉しいのは、〈肉フェス〉と〈肉ロックフェス〉の会場の出入りが自由になるという点です。具体的にはこのシステムによってどのような楽しみ方ができるのでしょうか?

「まず〈肉ロックフェススペシャルチケット(9,800円)〉には、指定店舗で使えるプライオリティパスが付いてきます。このパスがあれは、一般の行列に並ばずに優先レーンにて肉料理の購入が可能です。普段は1回の使用で回収されますが、スペシャルチケットに付いているパスは1日中何度でも使えるので、〈お肉を買いに行ってたら次のバンドの演奏に間に合わない!〉という状況も回避できるでしょう。ほかの面でも相当お得な内容のチケットとなっています」

――通常の1日券は税別6,900円(ロック!)で1ミートもしくは1ドリンク付きですが、各日2,000枚限定で用意される〈スペシャルチケット〉はもっとお得!ということですね。その〈お得〉な部分の内容を教えていただけますか?

「〈スペシャルチケット〉は、肉料理研究所(肉ラボ)もしくはオフィシャルドリンクバーで使える〈1meat or 1drink〉のチケットに、肉フェス食券が1枚、指定店舗で優先的にご購入いただけるプライオリティチケットも1枚、さらに特製肉フェスタオルの特典も付いた、大変お得なチケットなんです」

――なるほど、〈肉ロックフェス〉を楽しみ尽くしたい方にはオススメですね。ところで、〈肉フェス〉に参加する肉料理店は当然こだわりのラインナップになっているかと思いますが、具体的にはどんなジャンルの肉料理が用意されていて、全体的にはどのようなバランスになっているのでしょうか?

「肉料理は全部で24店舗です。ジャンルでいうと、牛肉や鶏肉、さらに馬肉まで揃います。やはり人気の牛肉料理が多いですが、各店舗もちろん味わい方はさまざまです。たとえば人気の熟成肉をはじめ、牛カツ、牛タン焼き、肉寿司などはこれまでの〈肉フェス〉でも常に人気ですし、さらにローストビーフやステーキのほかに手軽に味わえるケバブや餃子、からあげが揃っています」

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――お話をうかがっているだけでお腹が鳴りそうです(笑)。そのなかから、あえて〈今回はこのあたりに注目!〉というポイントがあれば教えてください。

「すべてがオススメなのですが、今回は〈肉フェス〉に初出店の店舗が多いのがポイントです。大阪から参戦の〈漢方和牛専門店 焼肉くらべこ〉、AKB48を卒業間近の内田眞由美さんが経営される〈焼肉IWA〉、さらに〈ぐるなび〉の新進気鋭の若手料理人集団〈CLUB RED〉とコラボし、2人のシェフがメニュー監修をしたブースも登場します。〈肉フェス〉に初参戦の方もこれまでに来場いただいた方も、どちらでも楽しんでいただける店舗ラインナップなのではないでしょうか」

――それだけでも目移りしてしまいそうなラインナップですね。また、〈肉〉といえばビールやお酒といたアルコール類が必須かと思いますが、ドリンク部門のこだわりのようなものがあれば教えてください。

「毎回クラフトビールを用意しているのですが、今回のクラフトビールのラインナップはけやきひろばで開催されている〈けやきひろば ビール祭り〉の昨年の実績などをベースに構成しています。各店舗のこだわりのクラフトビールに加え、さまざまな果物を使ったフルーティーなビールもたくさんありますので、女性の方にも楽しんでいただけるラインナップになっていると思います」

――では最後に、当日オススメのプランや快適な過ごし方の提案があれば教えてください。

「最高の音楽を全身で楽しんでいただき、お腹が空いたら最高に美味しいお肉を食べて、一日中最高な気分になってもらえれば嬉しいですね。そして、コンサート会場の着席エリアでは〈肉フェス〉の飲食物も持ち込みが可能なので、休憩しながら音楽を楽しんでもらったり、お子さま連れの方もお子さまと一緒にお肉を食べながら音楽を楽しんでいただけます。また、さいたまアリーナ内にトイロという場所があり、そこに日本バーベキュー協会さんが監修したバーベキューが食べられるVIPエリアを設置しますので、そちらでもBBQと〈肉フェス〉を満喫していただければと思います」

 



〈さいたまスーパーアリーナ15周年presents 肉ロックフェス〉

日時/会場:9月12日(土)、13日(日) さいたまスーパーアリーナ
開場/開演:11:00/12:30
出演:
【9月12日】
ACIDMAN、電気グルーヴ、NICO Touches the Walls、BAROQUE、SPYAIR、JUN SKY WALKER(S)、OKAMOTO'S、PERSONZ、Silent Siren、PASSPO☆(オープニング・アクト)

【9月13日】
RED WARRIORS、STARDUST REVUE、LINDBERG、SuG、BugLug、DJ 石毛&nobu(the telephones)、INKT、Lenny code fiction、フラチナリズム、predia(オープニング・アクト)

チケット:
【1日券】
各日6,900円(税込/1meat or 1drink付き ※オフィシャルブースにて引き換え)

【肉ロックフェススペシャルチケット】
9,800円(税別)
通常の1日券に肉フェス食券1枚、肉フェスプライオリティチケット1枚、特製肉フェスタオル付き(各日2,000枚限定)

主催:肉ロックフェス実行委員会(Food Nations実行委員会)/株式会社さいたまアリーナ
問い合わせ:info@nikufes.jp/03-6418-5786(平日10:00~17:00)
公式サイト:http://nikurock.jp/