サニーデイ・サービスが1月15日リリースの7インチ・シングル“苺畑でつかまえて”のミュージック・ビデオを公開した。
同曲は、柔らかなリズム・ボックス（?）のビートから始まり、メランコリックなギター・フレーズとグルーヴ感をさりげなく加えるベース・ラインに乗って、曽我部恵一の色香たっぷりの歌声が舞うナンバー。ヒプノティックなリズム・ギターとウィンドチャイムの音が、心地良い浮遊感を与えてくれる。
MVでは、NegiccoのKaedeやlyrical schoolのyumiこと清水裕美、杏窪彌（アンアミン）、saraらが出演し、幼少期の女友達同士が15年ぶりに思い出の海岸で再会する様を描写。Kaedeが手紙を見つめ、ある少女に手を引かれていくシーンには目頭が熱くなってしまった。曲名はもちろん「ライ麦畑でつかまえて」を踏まえてのものだろうが、〈見たこともないこんな街で／知らない感情探してる／苺畑で会えるといいね〉と紡がれる歌と共に、幼い頃の純粋さを宝物に未来へと向かっていく彼女たちには、ホールデン・コールフィールドを必要としない大人の強さが透けて見える。
