ファーストシングル『菜の花』からおよそ7年半。NegiccoのリーダーNao☆がファーストフルアルバム『オブザーバトリイ』を完成させた。本作は、既発のシングル曲に加え、THE BLDSによる“BAN BAN BAN”、SCOOBIE DOと再び組んだ“夜の太陽”、“ゼロ地点から歌わせて”に続き山本きゅーり(ノンブラリ)とJin Onoを迎えた“台風の夜には”、作詞・中島愛、作曲・connie、編曲・sugarbeansという座組みの“未来は”の新曲4曲と、リ・ファンデによるインストナンバー“見晴らし場所”“Observatory”を収録したトータルアルバムに。作品の背景とともにNao☆の近況やこれからの展望を語ってもらった。
育児中、でも止まらないNegiccoの活動
――アルバム完成おめでとうございます。コロナが流行り始めた2020年3月にMikikiでインタビューした際、Nao☆さんは「10年後も楽しいライブをしたい」と言っていたんですけど、そのあと少し考えて、現実的な数字として「やっぱ5年後かな」と訂正したんですね。あれから5年が経ちました。余裕じゃないですか。
「いやいや、全然です。大変です(笑)。ファーストフルバムがこうして形になって、みんなに直接お会いしてお届けすることができたりするというのは、もうすごく嬉しいです。リリースイベントで直接ファンの人とお会いして感想を聞けたり、みんなの反応を見たりするのは自分のモチベーションにも繋がりますし、すでにドキドキとワクワクが重なってます」
――一時と比べて活動できるようになってきましたか?
「そうですね、子供がちょっと大きくなってきたので。まわりの人たちにサポートしてもらいながら……結構なわがままを聞いてもらってるので、事務所的には大変だろうなというのはありつつ、アルバムをちゃんとお届けできるようにやっていけたらいいなって考えてます。
いまは3人でNegiccoとしての活動がやれていないなかで、自分のソロの曲数が徐々に増えてきて、ファンのかたからもアルバムを出して欲しいという声をいただけるようになってきたのもあって、ちょうどいいタイミングでアルバムを出せるのかなと感じています」
――Negiccoとしては昨年にアルバム『What A Wonderful World』を出してますし、メンバーのみなさんがお互いのスケジュールを埋めるようにソロ作を出しているので、リリースがずっと繋がっていて途切れている印象がないんですよね。すごいことだなと思うんです。
「それは事務所の回しかたがうまいんだと思います。いろいろと練ってくださってるのかな(A&R雪田容史氏曰く〈偶然です〉とのこと)。でも止まってるように見えちゃうと、〈Negicco終わってんな〉ってなりますよね?」
――育児中だとわかるので、さすがにそうはならないです(笑)。
「connieさんからも〈全然止まってるように見えないよね。結構稼働してるよね〉って言われるんですけど、まわりからはそう見えているんだと思います。自分たちがTパレ(T-Palette Records)にいてリリースイベントをたくさんやっていたときは、いまより何倍も稼働していたので、全然動いてる気はしないんですよね」
――Negiccoに限らず2010年代はリリイベがいまより盛んでしたしね。2025年は久々に〈TOKYO IDOL FESTIVAL〉にも出演されました。
「だいぶご無沙汰でした。頻繁に出ていた頃もアイドルの主流が少しずつ変わっていっているなという実感があったんですけど、いまのTIFに自分たちがはまるのかが気になりました(笑)。自分的には好きなアイドルさん……(東京)女子流ちゃんとかと一緒に出られたし、いいタイミングで出られたなとは思ったんですけど、やっぱり変わりましたよね。いまはかわいい感じが人気かなと思うので、正直、Negiccoの落ち着いた感じが一般の人に響いている感覚はないんですけど、自分たちの音楽や雰囲気を少しでもいいなと思ってくれる人がいたらいいなと思って出てました。ぽんちゃ(Megu)とふたりで出たので、3人の完全な姿を見せたかったというのもあるんですけどね」
