新ドラマーに佐藤栄太郎を迎えた現体制では初となるフル・アルバム。近年のダフト・パンクを連想させるループ主体のファンキーな“ココロネ”や、ピアノを配したR&B調の“夏夜のマジック”など、音数を削ぎ落としてリズムを際立たせた曲が増え、アンサンブルがグッと洗練された印象を受ける。〈ZAZEN BOYSとペトロールズの中間を行くオルタナティヴなポップス〉とも言うべき、独自の立ち位置を見事に獲得した。