ノアー(Knower)をご存知だろうか。新世代ジャズの動きとも共振するドラマー/クリエイターのルイス・コールと、エキセントリックな魅力を放つ女性ヴォーカリストのジェネヴィエーヴ・アルタディによるLAの2人組エレクトロ・ファンク・ポップ・バンドが緊急来日、8月5日(金)に東京・青山月見ル君想フで本邦初公演を果たす。
ブラッド・メルドーやサンダーキャット、オースティン・ペラルタら錚々たる大物との共演歴を誇るジャズ・ドラマー/マルチ・プレイヤーのルイス・コールは、シンガーやビデオ・クリエイターの顔も持つ。LAビート・ミュージックとブライアン・ウィルソン的なソフト・ロックが融合した2013年作『Album 2』は、日本ではNRTよりリリースされて当時話題となった。片やジェネヴィエーヴ・アルタディは、フェイム・カルトやポリン(Pollyn)といったバンドにも参加するほか、昨年にはソロ・アルバム『Genevieve Artadi』を発表している。
そして、このたび来日するノアーでは、テクノ的なマシン・ビートからジャズまで叩きこなすルイスのドラムスと、電子音との相性も素晴らしいジェネヴィエーヴのキュートな歌声が融合し、グルーヴィーで先鋭的なエレポップ・サウンドを展開している。2013年作の『Let Go』と、ダフト・パンク“Get Lucky”やマイケル・ジャクソン“P.Y.T.”などのカヴァーを集めた2014年作『Covers』は日本盤がリリースされ、今年2月には最新作『Life』も発表。さらに、豪華ゲスト陣が集結したスナーキー・パピーの話題作『Family Dinner Vol.2』(2016年)では“I Remember”という曲に参加している。
そんな彼らと共演するのは、快進撃を続けるYasei Collective。Mikikiではブログ〈ヤセイの洋楽ハンティング〉を好評連載中。今年は4月にニュー・アルバム『Lights』を発表し、6月に東京・代官山UNITで開催された同作リリース・ツアーのファイナル公演はオーディエンスに囲まれたフロア・ライヴとなり、見事なパフォーマンスを繰り広げた。さらに、松下マサナオ(ドラムス)は先日行われたSeiho『Collapse』リリース・パーティーにバンド・メンバーとして参加し、強烈なインパクトを放っていたのも記憶に新しいところだ。2013年には、彼らが大きな影響を受けたニーボディを招聘した2マン・ライヴも企画しているが、同じくリスペクトするノアーにもみずからアプローチし、今回の対バンが実現したという。そのアクティヴな行動力は流石!
まさしく現代ポップ・シーンの動きを象徴する、日米のジャンルレスな実力派の共演ライヴをMikikiは全力サポート! 8月の公演に向けて、企画をいろいろ検討中なのでお楽しみに!
KNOWER初来日公演「KNOWER×Yasei Collective」
supported by Mikiki
日時/会場:8月5日(金) 東京・青山月見ル君想フ
出演:ノアー/Yasei Collective
Floor Act:沖メイ(ZA FEEDO)
DJ:高橋アフィ (TAM TAM)
開場/開演:18:00/19:00
料金(1D別):前売り/3,000円、当日/3,500円
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