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2023年は〈超気持ちいいフジロック〉

音楽好きにとって、そしてフェス好きにとって待ちに待った季節がやってきた。今年も2023年7月28日(金)、29日(土)、30日(日)の3日間、新潟県は苗場スキー場にて〈FUJI ROCK FESTIVAL ’23〉が開催される。

ご存じの通り、近年同フェスは多くの困難に見舞われた。新型コロナウイルスの猛威が世界中を襲った2020年は開催自体を断念。翌年は〈特別なフジロック〉を掲げ初の国内アーティストのみで行ったものの、当時は新型コロナの流行下だったこともあり、開催の賛否含め多くの意見が飛び交った。

2022年はようやく海外アーティストを迎え入れ、〈いつものフジロック〉へと一歩前進。そして2023年、ついに〈超気持ちいいフジロック〉が帰ってくるのだ。

 

ストロークス

7月28日:念願のストロークス来日、矢沢永吉が初登場

そんな胸躍るフジロック’23のラインナップを日別に見ていきたい。まずはフェス初日、ヘッドライナーにはストロークス(The Strokes)が登場。本来ならば2020年のフジロックに新作『The New Abnormal』(2020年)を携えて出演予定だったが、前述の通り開催自体叶わず。直近では“Hard To Explain”や“Reptilia”など、活動初期のシングルを7インチレコードにてまとめたボックスセット『The Singles - Volume One』(2023年)をリリース。メンバー個々のソロワークや別バンドでの活動も継続しながら、新鮮な空気を纏って不変のロックンロールアンセムを連発するであろう5人の勇姿は見逃せない。

ストロークスの2006年〈Later... with Jools Holland〉での”Last Nite”ライブ映像

そのほか、GREEN STAGEにはダニエル・シーザー(Daniel Caesar)、矢沢永吉、アイドルズ(IDLES)、ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA(feat. 奥田民生、トータス松本、土屋アンナ、Doul)、フィーバー333(FEVER 333)が顔を揃える。なかでも新作『NEVER ENOUGH』(2023年)を発表して間もないダニエル・シーザー、さらに半世紀以上におよぶキャリアにおいて、今回がフジロック初出演となる矢沢永吉のステージは、ストロークスに劣らないエポックメイキングな体験となるはずだ。

矢沢永吉の2011年のツアー〈STILL ROCKIN’ ~走り抜けて・・・~〉ライブ映像

加えて、海外勢ではアンダーソン・パーク(Anderson .Paak)とノレッジ(Knxwledge)によるノーウォーリーズ(NxWorries)、ヤー・ヤー・ヤーズ(Yeah Yeah Yeahs)、ヨ・ラ・テンゴ(Yo La Tengo)、デンゼル・カリー(Denzel Curry)、イヴ・トゥモア(Yves Tumor)、オーヴァーモノ(Overmono)、コリー・ヘンリー(Cory Henry)らが各ステージに散らばり、国内からはeastern youth、坂本慎太郎、加藤登紀子、Tohji、STUTS、KEYTALK、Ichika Nitoといった面々が登場。痒いところに手が届くラインナップだけに、タイムテーブルと時計を眺めながら頭を悩ませる時間が多そうだ。

 

フー・ファイターズ

7月29日:復活したフー・ファイターズはどんなステージに?

2日目は、何を差し置いてもフー・ファイターズ(Foo Fighters)である。テイラー・ホーキンスの死、さらに母を亡くしたデイヴ・グロールが自らの感情を全て吐き出した新作『But Here We Are』(2023年)を提げての来日ステージに、足を運ばない理由はないだろう。前回(2015年)のフジロックでは右脚の骨折により、玉座に座ってのステージを披露したデイヴの姿も印象的だった。今春より新たにジョシュ・フリーズをライブドラマーに据え、枯れることなきロックスピリットを燃やし続けるフー・ファイターズの熱演に期待だ。

フー・ファイターズの〈Glastonbury 2023〉での”Rescued”ライブ映像

また、この日はアラニス・モリセット(Alanis Morissette)もフー・ファイターズと同じくGREEN STAGEに登場する。元々テイラーはフー・ファイターズ加入以前に彼女のツアーバンドの一員として活躍していた経歴を持つことから、両者のステージは合わせて見ることをおすすめしたい。この2組に挟まれる形で、再始動&16年ぶりとなるニューアルバム『The End of Yesterday』(2022年)をリリースしたELLEGARDENのライブで盛り上がれるのも嬉しい。

ELLEGARDENの2018年〈THE BOYS ARE BACK IN TOWN TOU〉での”Make A Wish”ライブ映像

他ステージにも目を配ると、ルイス・コール(Louis Cole)、Vaundy、キャロライン・ポラチェック(Caroline Polachek)らがWIHTE STAGEに出演。RED MARQUEEにはスロウダイヴ(Slowdive)、Saucy Dog、これが初来日となるワイズ・ブラッド(Weyes Blood)やd4vdなどアクトごとに客層が様変わりしそうだ。さらにRED MARQUEEを舞台に土曜の夜を盛り上げるTRIBAL CIRCUSにはロミー(Romy)、TSHA Live、長谷川白紙、Nariaki Obukuro with Melodies Internationalが出演するとなると、この日も眠れそうにない。

 

リゾ

7月30日:大トリ飾るリゾ、日本初ステージは歴史的ライブに?

そしてフジロック最終日の顔としてリゾ(Lizzo)が選ばれたことに、きっと興奮している人も多いはず。デビューアルバム『Cuz I Love You』(2019年)を機に、数々のヒット曲を量産するだけでなく、エンパワーメントやセルフラブのムーブメントを代表するミューズの1人としても確固たる存在となった。それは最新作『Special』(2022年)が第65回グラミー賞にて最優秀レコード賞に輝いたことを筆頭に、ゴスペルやヒップホップに影響を受けた圧倒的な歌声と歌唱力、何より見る人/聴く人全てが秘めているポジティブな思考を無理やり引きずり出すかのようなライブパフォーマンスまで、とにかく規格外なのだ。そんなリゾの初来日&日本での初ステージを生で体験した際は、それ以前と以後で人生観が変わってしまうかもしれない。

リゾの〈Glastonbury 2023〉での”Special”ライブ映像

 

リゾを大トリにしたこの日のフジロックだが、他もかなりエキサイティングなラインアップとなっている。リゾと同じくGREEN STAGEに上がるのは、YUKI、グリフィン(Gryffin)、SUPER BEAVER、never young beachとバラエティー豊かな面々。

この日全体でもFKJ、ヤード・アクト(Yard Act)、ザ・ブレスド・マドンナ(The Blessed Madonna)、アウスゲイル(Ásgeir)、G・ラヴ&ドノヴァン・フランケンレイター(G Love & Donavon Frankenreiter)、きゃりーぱみゅぱみゅ、ROTH BART BARON、原田郁子、SIRUP、バーミング・タイガー(Balming Tiger)、TAKU INOUEなど、なじみ深い名前からカウンターパンチャー的な立ち位置を担うアーテイストまで多種多様。間違いなく、どのアクトもこの夏一番のステージを見せてくれるに違いない。

2022年は天候にも恵まれ、本格的に復活したフジロックを快適かつ思う存分楽しむことができた。とはいえ去年は去年、今年は今年。2023年のフジロックは今年だけで、このラインナップも二度と実現しない。そんな今年限りの〈超気持ちいいフジロック〉を、ぜひ現地で体感してほしい。

 


LIVE INFORMATION
FUJI ROCK FESTIVAL ’23
2023年7月28日(金)、29日(土)、30日(日)新潟・湯沢 苗場スキー場

■入場券
3日通し券:55,000円
1日券:23,000円
1日券(Under22):18,000円
・入場券1枚につき1名様のみ有効
・中学生以下無料:保護者の同伴に限り入場無料となります
・Under 22:高校生以上〜2023年7月30日までに満22歳以下の方が対象になります
・規定枚数に達し次第販売終了となります
・越後湯沢駅から会場までのシャトルバスを運行いたします

■キャンプサイト券
5,000円
・キャンプサイト券1枚につき1名様のみ/開催期間中有効
・中学生以下無料 保護者の同伴に限り入場無料となります

■駐車券
3日通し券/A駐車券:16,000円
1日券:5,000円
・駐車券のみの販売はございません。2名様の入場券と合わせてご購入ください
・S駐車券 場内第1駐車場
・A駐車券 会場近隣・徒歩圏内
・1日駐車券は場外駐車場となります

チケットに関する詳細
https://www.fujirockfestival.com/ticket/index
チケットの購入について
https://www.fujirockfestival.com/ticket/playguide

お問い合わせ(総合お問い合わせ/オフィシャルサイト):https://www.fujirockfestival.com/
主催:SMASH CORPORATION
企画・制作:SMASH CORPORATION/HOT STUFF PROMOTION