事実上の活動停止状態だったアイルランドのドラムレス・トリオが、およそ4年ぶりとなるアルバムを届けてくれた。過去2作に比べるとBPMをずいぶん落としていて、しなやかなグルーヴ上で持ち前の流れるような美メロが艶やかに踊っている。とりわけ耳を奪われるのは、プリンスにオマージュを捧げたような妖しいファンク・ナンバー。ひと皮もふた皮も剥けた、大人のための粋なダンス・ロックがここに!