ダン・オーバックが手掛けた前作から2年ぶりの新作は、テキサスのロック歌手ジョナサン・タイラーとニッキーの共同プロデュースで作られ、よりいっそうヴィンテージ濃度の高い出来に。カントリー、ブルース、ロカビリーを完全に自分のものとしながら、ロッキンにギターを掻き鳴らし、ザラついた声で歌うここでの彼女のカッコ良さたるや。いまやりたいことをやり切った結果、ワンランク上の成功まで手中に収めそう。