2014年の処女作で〈ポスト・ビョーク〉の最右翼に躍り出たトロントの自作自演シンガーから、注目の2作目が到着。今回もヴォーカルを複雑に重ね、時に呪術的で時に官能的な深~いサウンドスケープを広げている。FKAツイッグスのお株を奪うようなアンビエントR&B“The Road”や、ピアノのみのバッキングでゴシックなムードを醸すクリス・アイザックのカヴァーなど粒揃い。とことん落ち込みたい気分の夜にぜひ。