ベルリン在住の俊英による初アルバム。デトロイト~シカゴ風のディープで漆黒なハウスを軸に、ビートダウンやJ・ディラ以降の揺らぐトラック、ディアンジェロ風のネオ・ソウルなどを並べ、それらの上を艶かしいファルセット歌唱がスムースに行き来する好盤。どれもクォリティーが高いと思ったら、ニンジャ・チューンからグレン・アストロとのコラボ良作を出したマックス・グレーフが全面プロデュースを手掛けていて納得。