好評を得た2014年作『Offering For Anxious』の翌年のアルバムが日本限定でCD化。多くのミュージシャンと組みながら前作とは違う領域へ進み、ピアノやサックスを多用したインストはスピリチュアル・ジャズ色が濃い。“Stoplight Lessons”をはじめとするヴォーカル曲もジャズを軸にソウルの折衷を試みた印象だ。そして過去作とも共通する、どこか無国籍なムードと孤高の存在感はさらに強まった。底知れない才気が迸る逸品。