本日4月2日、Mikikiはスタートから1周年を迎えることができました。いつも新しい〈これいいよね!?〉をお届けする〈The Best Place to Find Music〉であらんと、この1年で公開してきた記事は約6,000本。そのなかで、特に反響の大きかった人気の記事をジャンル/カテゴリー別にご紹介していきます! まずはR&B/ヒップホップのレヴューのトップ10から!
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1R&B / HIP HOP
プッシャーズ・インクのボス、YGによる現行西海岸シーンの面白味と勢いが詰め込まれた傑作『My Krazy Life』
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2R&B / HIP HOP
ディアンジェロ&ザ・ヴァンガード、硬派で破壊的ながらスピリチュアルで甘美な面も見せる〈出た〉こと自体が何か変えそうな怪作『Black Messiah』
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3R&B / HIP HOP
ジョーイ・バッドアス、90年代NYヒップホップ継承しつつ焼き直しでない絶妙なセンス見せる2015年ベスト候補の初作『B4.Da.Ss』
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4R&B / HIP HOP
ジャイルズが見出した才能ディグス・デューク、ジャズとヒップホップとソウルの有機的な結びつきが見事な初フル作『Offering For Anxious』
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5R&B / HIP HOP
マーク・ロンソン、ブルーアイドな視点のファンク/ソウル揃えブルーノ・マーズら参加したまさにアップタウンな新作『Uptown Special』
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6R&B / HIP HOP
BBCも期待寄せるSWW、サム・スミスのエレクトロ・ポップから70sソウル調までサウンドにメリハリをつけながら美声をじっくり聴かせる初作『In the Lonely Hour』
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7R&B / HIP HOP
ルーツのレジェンド・メンバー、マリクBが注目プロデューサーのMrグリーンと組んだ約10年ぶりフル作『Unpredictable』は耳に深く染み渡る良盤
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8R&B / HIP HOP
ラスG、大ネタを交えつつ煙たい電子音で燻った旨味たっぷりのビートを数珠繋ぎにした2011年の名作の続編『 Down To Earth Vol. 2』
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9R&B / HIP HOP
ロビン・シック、 妻に許しを乞うため愛と後悔を綴る作品ながらソウル・ミュージックとしても一級品の新作『Paula』
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10R&B / HIP HOP
フレディ・ギブスのラップとマッドリブの無骨なビートの相性が作り出す生々しさがたまらないタッグ作『Pinata』
ディアンジェロの約15年ぶりの新作や、いまもっとも勢いのあるラッパーであるジョーイ・バッドアスのデビュー盤など、ここ数か月のうちにリリースされた注目作を押さえて1位となったのは、DJマスタードを擁するプッシャーズ・インクのボス、YGの2014年作『My Krazy Life』。レヴュー本文にもあるように、新作『To Pimp A Butterfly』も大きな話題となっているケンドリック・ラマーとは異なるヴェクトルで西海岸のトレンドを生んでいるプッシャーズ・インクの重要度が浮き彫りとなった結果と言えそうです。
ほかには、タワーレコード限定の流通ながら反響が大きかったディグス・デュークの初フル作、2015年を象徴する作品となりそうなマーク・ロンソンの『Uptown Special』、グラミー賞にも輝いたサム・スミスの初作などが上位にランクイン。マリクBとMrグリーン、フレディ・ギブスとマッドリブというやり手同士のタッグ盤や、ロウ・エンド・セオリー界隈の顔役であるラスGの最新作なども人気を集めており、R&B/ヒップホップ・シーンの多様性と豊潤さがよくわかるランキングとなりました!