10代でヨーロッパでソリストデビューした美しきソプラノ、華やかなアリアを収めたファースト・アルバムから3年、今回は前回とは趣向を変え彼女にとって第二の故郷だというウィーンにゆかりの作曲家の作品が中心。ウィーンの代名詞でもあるヨハン・シュトラウス2世の《美しき青きドナウ》、《皇帝円舞曲》はお得意のコロラトゥーラを駆使した鮮やかなパフォーマンス。名曲《アヴェ・ヴェルム・コルプス》は加藤昌則とのピアノ版と弦楽四重奏版の2つのバージョン収録。ブラームス、シューベルトの子守唄、日本語での《エーデルワイス》での温かみのある優しい歌い口も魅力的です。