ヘアカット100脱退後にソロへ転向したものの、97年以降はほぼ音沙汰のなかったニックから不意に新作が届いた。まるで変わらぬ瑞々しい歌声が泣けるし、眩いほどポップな楽曲たちもまた素晴らしい。もともと豊潤な音楽センスを持ったこの男らしく、フォークやソウル、ジャズなどのルーツ的な要素を忍ばせつつ、ビートルズ愛溢れるメロディーを全面展開した清冽なナンバー揃い。ずっと待っていて良かった。
ニック・ヘイワード 『Woodland Echoes』 20年ぶりの新作でも変わらぬ瑞々しい歌声&ビートルズ愛溢れるポップな楽曲
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