The Bachelorsがアルバム『River and Road』を今週12月18日(水)にリリースする。
日本最古のネオアコースティックバンドと呼ばれるThe Bachelors(ザ・バチェラーズ)。2024年で結成41年を迎えた彼らが、初のスタジオアルバム『River and Road』をCDで、インディペンデントレーベルmiobell recordsからリリースする。
ネオアコースティック、略称ネオアコとのちに呼ばれたサウンドは、1980年代中盤から1990年代にかけて一部の熱狂的なリスナーに愛され、局地的にムーブメントとなったスタイル。イギリスのポストパンクの流れから派生した美しいメロディと瑞々しいギターサウンドが特徴で、フォーク、ソウル、ジャズ、ボサノバなどの要素も含んでいる。
日本のネオアコバンドは、The Bachelorsのほか、彼らと同時期に活動し当時対バンもしていたLollipop Sonic(のちのFlipper’s Guitar)や、現在も活動中のPenny Arcadeなどが有名だ。
そんなThe Bachelorsのアルバム『River and Road』は、1988年にカセットテープのみで限定リリースされた1stミニアルバム『RIVER AND ROAD』(2019年にブルーベリー・レーベルがカセットで再発)や伝説的ミニコミ誌「英国音楽」のコンピレーションアルバムに収録された曲、当時ライブのみで演奏された未発表曲の6曲に、本作のために制作された新曲“Wait for me”を加えた7曲入り。現在のメンバーで2024年にレコーディングをおこなった音源で、バンドにとって初の全国流通CDだ。
なお、結成当時のソングライターであるEB(佐々木光紀、ボーカル/ギター)は2003年に死去しているため、雨宮聡(ボーカル/ギター)、小林克美(ドラムス)、池水眞由美(キーボード)のオリジナルメンバーに加えて、小田善久(ベース、ex-モンキー・ダンス・クラブ/レヴュー・パルレ)と堤田浩士(ボーカル、ex-Johnny Dee)がバンドへ新たに加入、The Bachelorsは5人体制で活動中だ。さらにアルバムには、ゲストミュージシャンとして石田真人(ギター、Penny Arcade/VENUS PETER)とオダマミ(ボーカル、ex-モンキー・ダンス・クラブ/ブレスレット)が迎えられている。
『River and Road』のCDには16Pのブックレットが付属し、活動年表やメンバーなどによるライナーノーツなどが掲載されているとのこと。
またアルバムからは、収録曲“Green”が先行配信中。本作の1曲目に収録されており、軽快なメロディラインとどこか儚さを感じさせる瑞々しい歌詞が特徴の曲で、雨宮が作曲、佐々木が作詞を手がけている。配信リンクはこちら。
沖野俊太郎(VENUS PETER)と小山田圭吾(Cornelius)らによるVELLUDOが突如復活して37年越しの1stアルバムを完成させるなど、ネオアコ世代のバンドが再結成などで俄に活気づき、注目を集めた2024年。The Bachelorsの〈デビューアルバム〉は、その決定打と言えるかもしれない。
RELEASE INFORMATION
リリース日:2024年12月18日(水)
品番:PCMR0029
仕様:CD(活動年表やメンバーらによるライナーノーツ等掲載の16Pブックレット)
価格:2,530円(税込)
TRACKLIST
1. Green 作詞:佐々木光紀 作曲:雨宮聡 歌:雨宮聡
2. (Waiting in the) Ferryboat 作詞:佐々木光紀 作曲:小林克美 歌:雨宮聡
3. River and road 作詞:佐々木光紀 作曲:佐々木光紀 歌:雨宮聡
4. Tears of crown 作曲:雨宮聡
5. Pink and Blue 作詞:佐々木光紀 作曲:佐々木光紀 歌:オダマミ
6. Small town (is a strange place) 作詞:佐々木光紀 作曲:佐々木光紀 歌:堤田浩士
7. Wait for me 作詞:雨宮聡 作曲:雨宮聡 歌:雨宮聡
■関連リンク
miobell records 作品紹介ページ:https://miobell-records.com/pcmr0029/
The Bachelors X(旧Twitter):https://x.com/Thebachelos