来たる1月17日に待望のサード・アルバムをリリースするLittle Glee Monster。アルバムに対する想いを5人それぞれに語ってもらった。
――ニューアルバム『juice』は非常にバラエティに富んだ内容に仕上がりましたね。シングルヒットした“だから、ひとりじゃない” “OVER”にはアニメ主題歌らしい突き抜けた感がありつつ、新曲は流行の洋楽ポップスを思わせる同時代感が強まっている。ものすごい意欲作だと思いました。
5人「ありがとうございます!」
芹奈「サウンド的にはかなり世界を意識したアルバムになったと思います」
MAYU「しかも、今まではちょっと背伸びしていたところが、だんだんと等身大で出せるようになってきましたし」
manaka「以前とは違うテイストの曲がたくさんあるので、引っかかる曲がひとつはあるんじゃないかな」
芹奈「だからこそ、いろんな人に聴いてほしいです。─本作にも収録されている“Jupiter”(平原綾香のカバー)がテレビドラマ『陸王』(TBS系)の劇中歌としてオンエアされたことで、これまでリトグリのことをあまり知らなかった人にも歌が届く、良いきっかけになったと思います」
manaka「ドラマでは“Jupiter”と“糸”(中島みゆきのカバー。アルバム『juice』通常盤DISC.2に収録)の2曲が使用されていて、毎回、〈ひとりじゃない〉ってメッセージがすごく伝わる良いシーンで流れるんです。改めて、これらの楽曲を歌えてよかったなと思います」
かれん「“Jupiter”は私が小学生ぐらいの頃から歌ってきた曲なので、レコーディングではどうやったら自分らしさを出せるかを考えながら歌いました」
――アルバムには数多くのタイアップ曲が収録されています。ミディアムバラードの新曲“いつかこの涙が”も、耳にする機会が増えそうな1曲ですし。
アサヒ「そうですね。“いつかこの涙が”は第96回全国高校サッカー選手権大会の応援歌に採用されたので、私たちと同世代のスポーツ選手や部活で日々頑張っている人たちの背中を押せたらと思いながら歌っています」
――このほかにも、新曲ではいろんなタイプの楽曲に挑戦しています。前作『Joyful Monster』での“Catch me if you can”に続いて、本作にも“Get Down”という英語詞の楽曲が収録されています。
かれん「今回も発音にはだいぶ苦しみました。特にLとRの発音が難しくて、Lでも巻き舌になってしまうんですよ(苦笑)。だけど、サビがすごく覚えやすい曲なので、歌詞を覚えたら皆さんも一緒に歌いやすいんじゃないかな」
芹奈「英語は今後、海外に行く際に必要になるので、もっと頑張っていきたいですね」
manaka「うん。この曲を海外で披露する機会があったときに、恥ずかしくないようにしておきたいし」
――かと思うと、ゴスペルテイストの“Love To The World”も収録。初期のリトグリらしさを感じさせつつも、かなり新鮮な1曲です。
芹奈「ここまでゴスペルっぽい曲は今までなかったので、レコーディングしていてもすごく楽しかったです。特に私たちの世代ではゴスペルってあまり聴かれてないと思うので、この曲を通してゴスペルに興味を持ってもらえたら嬉しいですね」
――そしてリトグリにとっては新境地でもある、トロピカルハウス的な“Gift”も収録されています。
芹奈「初めて歌うタイプの楽曲だったので、最初は戸惑いました」
manaka「そうだね。でも、初めて歌うテイストの楽曲は新鮮で、歌うのも楽しくて。実際に歌ってみて、意外と自分たちに合うんだなっていう発見もありました。そういう発見は、これからもいろんなことに挑戦していく中で、どんどん見つけていきたいです」
――こういうタイプの楽曲に、リトグリの武器であるコーラスやハーモニーが乗せられると、より新鮮に響きますよね。
かれん「途中のフェイクも簡単そうに聴こえて、実はすごく難しくて。自分的にはかなり手こずりました。それにしても、サウンドがめちゃめちゃカッコいいのに、歌詞がカワイイというのは新しい組み合わせやなと」
アサヒ「どこかバレンタインっぽいしね」
manaka「そういう時期に、デパートとかで流れるような曲になったら嬉しいですね」
――さらにアルバム初回盤の付属DVDでは、秋の全国ツアー〈Let's Grooooove!!!!! Monster〉からパシフィコ横浜でのライブの模様を楽しむこともできます。
かれん「すごい内容が盛りだくさんなんですよね。しかも通常盤には、ツアーで初披露したオープニング&エンディング曲も収録されていて(DVDにもライブテイクを収録)。ファンの皆さんの間でも好評だった2曲で〈すごく好きです!〉って声も多かったので、こういう形で発表できるのはすごく嬉しいです」