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ひめキュンフルーツ缶 『脳天ドロップ~Present For HIMEKYUN~』 徳間ジャパン(2017)

怒髪天とコラボった前年のシングル“伊予魂乙女節”を経て届けられたアルバムは、人間椅子、ねごと、LUNKHEAD、挫・人間、筋肉少女帯ほか計8組のバンドが書き下ろした楽曲が占める、熱量高き一枚。このあとメンバー全員が卒業~新メンバーにバトン、というショッキングな流れに。 *久保田

 

清 竜人25 『WIFE』 トイズファクトリー(2017)

一夫多妻!?――ってところから始まって、アイドル・シーンにビックリするような個性を放り込んできたご夫婦も、その甘い生活にピリオド。最後までインターネット・メディア泣かせの〈♡〉入りまくりな曲タイトルと旨味のある軽妙な音楽、そしてイチャイチャで楽しませてくれました。 *久保田

 

Shine Fine Movement 『光クレッシェンド』 Label The Garden/コロムビア(2017)

Label The Gardenから3組目のデビューとなった彼女たちは、橘3姉妹を含む元気ハツラツ&アットホーム感も漂う5人組。こちらのデビュー曲は、生バンドを従えてのレコーディングという、初っ端から気合いの入ったナンバーで、レーベルのエース格に躍り出るのも、そう時間はかからなそう。 *久保田

 

ラストアイドル 『バンドワゴン』 ユニバーサルミュージック(2017)

秋元康の企画ということで、同名のオーディション番組放送開始時から注目度大。2017年の終わりに駆け込みで飛び込んできたファースト・シングルは、現場志向というより聴きモノ志向のメロディアスな楽曲で、品の良いヴィジュアルも含めて、坂道ファンのハートも揺さぶった!? *久保田

 

MIGMA SHELTER 『ORBIT EP』 AqbiRec(2017)

サイケデリック・トランスで踊り狂う〈頭ブッ壊れ系〉アイドルとのことで、2017年の結成/デビュー組の中でも彼女たちに注目していた人はとりわけ多いはず。このセカンド・リリースもバキバキに踊り踊らせる5曲入りのEPで、とにかくトリッピーな音作りが最高すぎました。 *出嶌

 

ハッピーくるくる 『Happy Kuru Kuru』 くるくるレコード(2017)

のの&きのこから成るデュオのファースト・ミニ・アルバムは、別掲のCY8ERも手掛けるYunomiが全曲をプロデュースしたもの。こちらもバブルガムなフューチャー・ベースやファンシーなエレポップが賑やかに飛び交っていて、メロディアスな作りの親しみやすい佳曲集ですよ! *出嶌

 

Hauptharmonie und Tapferkeit Band 『Brass! Brass!! Brass!!!』 箱レコォズ(2017)

いろいろありすぎた末のラスト・リリースとなったミニ・アルバムは、これまでの音楽性の高さに輪をかけてかっこいいバンド・セットでの仕上がりに。小気味良い演奏陣と威勢のいいブラスをフィーチャ−したナンバーは、こういうヴァリエーションがもっとあってほしいと思えるものでした……。 *出嶌

 

sora tob sakana 『cocoon ep』 FUJIYAMA PROJECT JAPAN(2017)

前年のアルバムでの成果をさらに童話的に、あるいは絵本のようにスケールアップした美しさ。冒頭の“ribbon”からとんでもない叙情感が降ってきて、汚れた心も洗い流されるかのようなミニ・アルバム。尺だけが残念なので、今年はまたアルバム・サイズの何かが聴きたいところです。 *出嶌

 

lyrical school 『夏休みのBABY』 BootRock(2017)

前年末から不安に思っていたヘッズも少なくないかと思いますが……夏ソングでのカムバックというのもリリスクらしくて良し! “They Reminisce Over You (T.R.O.Y.)”の芳しい響きもセンス抜群で、やはり彼女たちにしか出せない味というものがありますね。先日の冬ソングもバッチリでした。 *出嶌

 

Devil ANTHEM. 『Fever』 youthsource(2017)

紆余曲折あってのファースト・アルバム。ヘヴィーなオープニングの“Archangel”からして妙にカッコ良いのですが、やはり白眉はハードコア仕立てのレイヴィーな表題曲でしょう。この後のシングル“EMOTIONAL”ではいきなりラウド系になってましたが、どちらの路線も楽しみなところです。 *出嶌